和風おせち料理の考え方
昨今のおせち料理は、子どもや若者も食べやすくするために、洋風にアレンジしたり中華料理がメインだったりするのが普通です。
がしかし、やはり日本人である限りはやはり、和の食材を用いて和の調理法をメインにすえた和風おせちを食べたいところ。
正当なおせち料理には、一品一品、縁起の良いような意味づけがされているのが普通ですから、それも含めていただいて、新年の幸福を祈願したいものです。
和風おせちの中身は、どれも昔ながらのおせち料理ばかりです。
田作り、黒豆、錦糸卵、紅白かまぼこ、栗きんとん、昆布巻き、れんこん煮、紅白生酢、数の子、伊達巻などなど・・・・・・
おじいさん、おばあさんにとってはきっと、最も馴染みのあるおせちメニューだといえるでしょう。
ちなみに和風おせちの素材には昔から言い伝えがあります。それは
「まめに数々田作る」
これは大人になって田んぼをたくさん作って豊作を祈願していたことに由来しています。
まめ=黒豆
数々=数の子
田=田作り(イワシ料理)「田植えの肥料に乾燥したイワシを使っていた」
これらに加えて、値段や大きさに応じたプラスのメニューが、和風おせちには加えられていきます。
たとえば、たらこ煮、有頭海老、味付いくら、しいたけやごぼう・にんじんの煮物、帆立煮、若桃や金柑の甘露煮、ぶり照焼、酢だこ、えび陣笠、流星くらげなどが代表的な惣菜でしょう。
いずれも渋好みで、子どもには受けなさそうですが、正当なお正月を楽しむのには適したメニューです。